◆明治安田生命Ｊ２リーグ▽第２２節 横浜ＦＣ２－１仙台（１８日・ユアスタ）
ベガルタ仙台は横浜ＦＣに２―３で敗れ、３戦勝ちなし。勝ち点で並んでいたライバルとの直接対決を落とし３位に後退した。
ともに１年でのＪ１復帰を狙う相手との大事な一戦で、再び敗れた。前半５分に縦パス１本からＤＦ吉野恭平（２７）が競り負け先制を許す。１―１に追いついた後半２９、３３分には左サイドのクロスから立て続けにゴールを許した。原崎政人監督（４７）は「人に対して強くいく守備の練習はやってきたがまだまだ足りない」と振り返った。
守備の課題が改善されていなかった。今季前半戦２１試合を２７失点と苦しみ、直近のリーグ戦４試合でも容易に上げさせたクロスから失点。この日も最後の球際で勝てず３点を奪われた。守備をまとめる吉野は「相手に体をぶつけるところがまだまだ甘かった。上位の相手に通用していないので改善していきたい」と悔やんだ。
４月の横浜ＦＣとの対戦は１●２。攻撃は１点を上積みした。０―１の後半１７分、こぼれ球をゴール前でトラップしたＦＷ中山仁斗（３０）が「相手ＧＫが滑り込んでくるのを冷静に見れた」と１対１で落ち着いて左足でゴール左に流し込んだ。１―３の後半４４分には相手ＧＫのキャッチミスからＭＦフォギーニョが、今季４得点目を決めた。
１年でのＪ１復帰に向け手痛い敗戦だが、課題を修正していくしかない。次節・２５日はホームで６位につける山形とみちのくダービー。前回対戦（３月２０日、３〇２）でゴールを決め、勝利に導いたＦＷ中山は「今回負けた分、絶対に勝たないといけない。しっかり勝ち点３を取れるように良い準備をしていきたい」と力強く話した。（山崎 賢人）
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