女優の土屋太鳳が主演するフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜・午後10時)の最終回が30日、放送された。前回、記憶を失ってしまった深山健太(松下洸平)と妻・佐都(土屋)の愛の行方が注目され、その結末が大きな反響を呼んでいる。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)
前回の第10回では、健太が、佐都と出会ってからの記憶を失い、別人のようになってしまった。そんな健太を見かねた佐都は「幸せだったよ。でも、もう一緒にいられないね」と言い残し、娘の凛を連れて深山家から出て行った。
最終話では、佐都が実家の「まんぷく屋」で母・良恵(石野真子)を手伝っている中、健太の母・久美(木村多江)が訪ねてくる。深山家で散々つらい思いをさせてしまったと謝る久美に、佐都は気丈に振る舞った。
久美に続いて健太の兄・明人(尾上松也)の妻・美保子(松本若菜)も訪れ佐都に感謝。深山家の存亡に関わる重大な問題を佐都に伝える。父の深山圭一(石橋凌)が健太を跡取りにしようと知った明人(尾上松也)が万野誠(石黒賢)と手を組み、深山家を潰そうと画策していたのだ。
一方で、健太はいなくなった佐都が気になり、「まんぷく屋」を訪れ、良恵に自分がどんな人間だったか聞きたいと頼んだ。奥に隠れていた佐都は姿を見せると、「お腹空きませんか」と優しく話しかける。もつ煮を出すと、「知ってるこの味、家族の味だ。好きです、この味。懐かしくて、温かくて」と笑顔を見せる健太。そして、「感じるんです。この店も、この味も、あなたのことも特別で大切だった」と涙。「でも、思い出せない」と謝る。佐都も涙を浮かべながら「大丈夫だよ。ありがとう、会いに来てくれて」と慰める。健太は、もう1度チャンスをほしいと懇願する。佐都は「今の健太は、私の知ってる健太だよ。健太が健太でいる限り支える」と手を伸ばした。
その裏で、明人の計画が実行に移され、深山グループに経営破綻の危機が訪れた。そうした中で、ドバイからの大きな商売相手をもてなすことになった“代打”女主人の佐都。商談のサインの直前に、健太はドバイの商人に対して会社の“リスク”を正直に明かす。怒る圭一に、佐都は「そういうのはもう沢山です。お父さんも家を守るために、犠牲を払ってきたんじゃないんですか。深山家を守るためにいい方向に変えたい。あきらめたくないんです。私たちはもう黙りません。自分のためにも大事な人のためにも。私たちはもっと自由に生きられる」と思いを打ち明けた。その思いがドバイの商人にも届き、商談は成立。なんとか危機を脱した。
その後、思い出の川辺で健太が「俺はあなたと凛ちゃんで幸せになりたい。3人で家族になりたいです」と打ち明けると、「はい」と応じた佐都。凛を抱っこしながら、手をつないだ。深山家の跡取りは健太に決まり、結婚式を迎えた。ラストシーンで「佐都…」と口走る健太。「俺、思い出した…佐都、佐都」と抱きつき、「おかえり、健太」と受け止めた佐都。2人は家族に祝福され、物語は幕を閉じた。
最高のハッピーエンドにネット上では感動の声が爆発。「初っぱなから涙腺崩壊です」「松下洸平の涙がすごい」「健太が戻ってきた」「松下の洸平氏、一瞬で泣かせてくるの凄いんよ」「頑張れさとけんた!! 食堂のシーン涙腺来た泣。」「まじで開始5分で泣いた」「記憶を無くしてもまた佐都に恋する健太ァァァ!!!!」「今夜の #恋だろ は身に染みた」「戻ってきてくれたん、 おかえりなさい。」「ホッとする結末にほっ」といった歓喜のコメントが相次いだ。放送直前には「最初は全然期待してなかったのに、こんなに愛しい存在になるとは…既にロスってる人」「ドキドキしてきた! 最終回見たいけど 終わって欲しくないよ〜」と“やんごとなきロス”の声もあがっていた。
「やんごとなき一族」は「Kiss」で連載中のこやまゆかり氏の同名コミックが原作。庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった佐都が、理不尽なしきたり、親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、健太とともに真正面から立ち向かっていく姿を描いた。
ドラマを巡っては、新型コロナウイルスが原因で制作スケジュールに影響が生じたため、初回放送が14日から21日に延期されるアクシデントがあった。
2022-06-30 13:52:00Z
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