道北の利尻町のふるさと納税の返礼品として発送された冷凍ウニの一部で産地が偽装されていた問題で、およそ2800件のウニの返礼品が発送できなくなっていることが分かりました。町は今後、ふるさと納税を寄付した人に対して返金などの手続きを進めることにしています。
この問題は、道東の厚岸町にある水産加工会社「カネマス上田商店」がことし1月、利尻町から委託を受けふるさと納税の返礼品として発送した冷凍ウニの一部にロシア産のウニを混ぜていたもので、町はこの会社を近く刑事告訴する方針です。
町によりますと、この会社がことし1月から4月上旬にかけて町から発送の委託を受けた冷凍ウニと生ウニ、合わせておよそ2800件、寄付額にしておよそ5000万円分の返礼品が発送できなくなっているということです。
町に対して会社は、冷凍ウニは在庫がなく、生ウニについては漁が始まってから確保する予定だったと説明しているということです。
この会社はすでに町の返礼品を扱う業者としての指定が取り消されています。
町は今後、ふるさと納税を寄付した人に対して返金などの手続きを進めることにしていて、同じく町の返礼品を扱っているほかの3つの業者に代わりのウニを送ってもらうことも検討しています。
【“心からおわび”】
厚岸町の水産加工会社「カネマス上田商店」は13日までに工場の操業を停止していて、水産加工業からは撤退するということです。
会社役員の女性はNHKの取材に対し、「消費者や関係者の皆様に心からおわびを申し上げたい。産地を偽装してしまったことは間違いなく、皆様からのお叱りはごもっともで、今後真摯に対応していきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 厚岸町の水産加工会社 利尻町の返礼品2800件発送できず|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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