」。“6月に結婚すると幸せになれる”との言い伝えがある。新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期が相次いでいた結婚式も次第に行える状況へと変化しているようだ。
SNSを見ていても結婚に関する話題が普段より心なしか多いように感じる。とはいえ、結婚式に参列してしくじった経験がある人もいるようだ。
「田舎の結婚式をナメちゃいけません」と話すのは、美優さん(28歳・仮名)だ。彼女はコロナ禍より前に参列した結婚式で、微妙な体験をした。 「大学進学を機に山梨から上京しました。地元を出てからは東京が楽しくて、めったに帰らなかったんですが、友人の結婚式に招待されて帰ることにしました」 地元に約2年間も帰っていなかったという美優さん。 「久々に会う子ばかりだから、せっかくならば『東京に行って良い女になったな』と思わせたいとダイエットしたり、新しいドレスを買ったりして張り切っていました」
迎えた結婚式当日、同じ高校や中学出身の子が多く、まるで大型の同窓会だったんだとか。お酒も入り、色んな席で記念写真を撮っていたときだった。強烈な視線を感じ、目を向けると——。 「元カレでした。中学時代の相手なので、ぱっと見た感じ誰? って感じだったけど。よく見たら、なんとなく面影があるみたいな」 だが、これは会いたかった元カレに会えたなんていう運命の再会ではなく、2度と会いたくない元カレだったというから悲惨だ。 「中2の頃だったかな? ひと目惚れしてストーカーまがいのアプローチをかけて付き合ったんですが、すぐに飽きてしまって。彼の部活の先輩と浮気して修羅場になったことがあったんです」 そのため、高校卒業する直前まで彼は「絶対に許さない」と周囲に漏らしていたそうだ。
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