旭川市は去年、市内の公園で女子中学生が死亡しているのが見つかった問題を受けていじめ防止の条例を新たに制定する方針で、11日に市民の代表と条例の内容について意見を交わしました。
去年3月、旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14)が雪の積もった市内の公園で死亡しているのが見つかり、市教育委員会の第三者委員会は爽彩さんに対して複数の上級生がいじめを行っていたと認定しました。
この問題を受けて、旭川市は来年4月にいじめ防止の条例を新たに施行する方針で、11日に市民の代表として市内の学校関係者や臨床心理士など10人と先月30日に続いて意見を交わしました。
この中で市は大阪・寝屋川市や大津市、岐阜市で制定されている条例を紹介した上で、旭川市の条例では児童や生徒、保護者が市に直接、いじめの通報や相談ができる仕組みを作ること、いじめの問題が起きた際に市長部局は学校に対して「要請」や「勧告」を行えるようにすることなどを盛り込む方向で検討を進めていることを説明しました。
これに対して参加者からは「いじめの処分は子どもの権利や将来に大きく関わる。市の権限で行うことについて慎重に検討すべきだ」という意見も出ていました。
旭川市は今後も市民から意見を聞いて条例案をまとめ、ことし12月の市議会で提出することにしています。
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