就活、婚活、妊活、終活……。あふれる「活」に追い立てられるようで、どこか居心地が悪い。「朝活」っていわれても、朝寝はやめられない。現代の「隠者」は、どう考えているのだろう。隠居生活ライターの大原扁理さん(37)が見た同時代の「活」と「方丈記」的生き方とは?
おおはら・へんり 1985年生まれ。31歳で台湾に移住し、2020年に一時帰国後、コロナなどで戻れなくなる。著書に「隠居生活10年目 不安は9割捨てました」「フツーに方丈記」など。
――「隠居生活」を続けているそうですが、どのような暮らしなのですか。
「23歳の時に愛知県から上京しました。アルバイトの身には月7万円の家賃は厳しく、25歳の時に郊外の家賃2万8千円の激安アパートに引っ越しました。もともと『お茶を飲みながら本が読めれば満足』なので、仕事も携帯電話も人間関係も断捨離して、週2日だけ介護の仕事をする『隠居生活』に入りました。年収はだいたい90万円です。親の介護もあって今は地元に戻り、本を書いたりもしていますが、生活は基本的に変わりません」
――一時、台湾で暮らしたと聞きました。
「気分転換で台湾に行ったら、同じように隠居生活ができることに気づきました。介護の仕事がトラベルライターになっただけでした」
――就活の経験はないのですか。
「ありません。アルバイトの…
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