東映アニメーションの遺産
東映アニメーションは、戦後まもない1948年に日本動画株式会社として東京都新宿区原町に設立され、アニメ製作を開始した。1963年に、同社初のテレビシリーズアニメ作品「狼少年ケン」の放映を開始。1975年には、「魔法使いサリー」「マジンガーZ」等のテレビシリーズアニメ作品の海外販売を始めている。
日本のアニメの草分けと言ってもよい企業で、1961年に同社と関係が深かった手塚治虫の虫プロダクションが(手塚治虫プロダクション動画部として)設立された際には、少なからぬ人材が東映アニメーションから移っている。また、宮崎駿も1963年に東映動画にアニメーターとして入社している。
このように歴史ある企業だが、その作品数も半端ではない。これらの作品群の中のただの1つも見たことが無いという読者はまずいないであろう。
この膨大な蓄積が同社の現在の収益を支えていると言え、版権が売り上げの58%を占めている。版権管理会社と呼んでもいいだろう。ちなみに海外売上比率は63%とグローバルな企業でもある。
また、東映アニメの作品を含む日本のアニメは「クールジャパン」の象徴として世界的に人気がある。現在はパンデミックの打撃を受けているが、インバウンドでやってくる外国人たちの中には、日本という「アニメの聖地」を巡礼するのが目的の人々も少なくないであろう。
聖地・秋葉原 by Gettyimages
日本の製造業のすごさは、これまでも昨年5月9日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位』になっていた…!」など多数の記事で述べたが、日本のアニメも製造業同様日本の「お家芸」と言ってよい。
からの記事と詳細 ( 「現代の神」有力キャラクターを中心にゲームとアニメが融合することが「映像エンタメ業界」繁栄の方程式 - 現代ビジネス )
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