Saturday, July 16, 2022

謎めいた現代のストーンヘンジ「人類発展のための10のガイドライン」が刻まれた「ジョージア・ガイドストーン」爆破される (2022年7月16日) - Excite Bit コネタ

 イギリス・ドーセット地方のストーンヘンジや、ロシアのゴルナヤ・ショリアなど、巨石を用いて築いた謎の遺跡が世界中に存在している。これらの遺跡は研究が進んでいるものの、現代でも誰が何の用途で築いたのか不明な点が多い。しかし、このような謎めいた巨石建造物が現代でも築かれた事例がある。それがアメリカ・ジョージア州エルバート郡の小高い丘に築かれた「ジョージア・ガイドストーン」だ。

 このモニュメントは高さ約6メートルの花崗岩でできた石版でできており、中央に設置された一枚の石版を4枚の石版が囲み、その上に1枚の石版が屋根のように重ねられている。4つの石版には「人類発展のための10のガイドライン」が8つの言語で書かれており、屋根の石版には側面にヒエログリフなど4つの古代言語で短いメッセージが刻まれている。石組みは日時計や冬至・夏至、春分・秋分と同調するよう天文学的にも考慮した形で配置されている。古代のストーンヘンジなどを踏襲して建造されたのは間違いないようだ。

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 このジョージア・ガイドストーンは1979年6月、R.C.クリスチャンという人物によって業者に発注され、翌1980年3月22日に大勢の人の前でお披露目された。しかし、建造された意図も何もかもが不明であり、刻まれた「10のガイドライン」は「公平な法律と公正な裁判で国民と国家を守れ」といった穏当な内容のものだけでなく、「自然と永遠に共存し、人類の人口を5億人以下に維持せよ」など、いささか物騒な文面のものもある。

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