- 民兵には、イエメンの人道危機を煽り、数千人に避難を強い、青少年を勧誘し洗脳してきた責任がある:政府高官が米国大使に語る
サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー:イエメンの都市タイズの軍当局者と住民は、イランの支援を受けたフーシ派が新たな戦闘員、重砲、軍用車両を市外に動員したことを受けて、同民兵による攻撃激化に備えている。
タイズのイエメン軍将校のアブドゥル・バシット・アル・バヘル氏は、4日、アラブニュースに対し、フーシ派がこの戦略的都市の外の全ての前線に追加部隊と装備を配備し、政府軍が支配する都市と軍事拠点に対してより激しい攻撃と砲撃を行う準備をしていることを、情報部の報告が示唆していると述べた。
同氏は次のように述べた。「彼らは、戦闘員、軍事車両、装甲兵員輸送車、重機関銃、暗視装置付き狙撃銃など、タイズに対して大規模な軍事的増強を行っている」
イエメン第3の都市であるタイズでは、フーシ派が主要な入り口を封鎖し、人々の同都市の出入りを禁じ、必要不可欠な人道援助を困窮する何千人もの住民に届けるのを阻んだことで、2015年初め以降、息が詰まるような包囲が行われている。
4月2日に発効した国連の仲介による停戦の下、イエメン政府がサヌア空港からの商業便の出発を円滑化し、燃料船のホデイダ港への入港を許可したことを受けて、フーシ派は主要道路1本と複数の狭い周辺道路を開放することで、包囲を一部緩和することになっていた。
国連の支援の下で行われたタイズの道路開放に関する議論は、フーシ派が協力を拒否し、タイズにつながる狭い、未舗装の道路のみを開放することを主張したため、膠着状態に陥った。
アル・バヘル氏は、4月2日以降、フーシ派がミサイルやドローンによる攻撃や部隊の配備を通じて2849回にわたって停戦条件を破ったため、民間人7人と兵士13人が死亡、少なくとも民間人100人が負傷したと指摘した。
「我々の情報によると、民兵はイード期間中(来週)の攻撃を計画している」と、同氏は付け加えた。
4日朝には、イエメン政府軍がフーシ派の襲撃を押し戻し、マドラートや防空軍事基地近くの拠点に対する砲撃に応戦したことで、爆発がタイズの西部と北部の郊外を襲った。
早朝、フーシ派は、新たな地域を制圧するために、戦車と砲火により、タイズ北西部の防空基地を爆撃した後、地上軍を送り込んだ。
アル・バヘル氏は、政府軍がフーシ派の拠点に反撃し、地上軍を撤退させたと述べた。
これとは別に、3日にリヤドで行われた会議の中で、大統領指導評議会の評議員であるオスマン・ムジャリ氏は、米国のスティーブン・ファギン駐イエメン大使に対し、フーシ派には世界最悪の人道危機を煽り、何千人ものイエメン人に避難を強い、国内の青少年を勧誘し、洗脳してきた責任があると述べた。
また同氏は、フーシ派が戦争終結のための和平努力に協力しない場合には、軍事作戦により打ち負かすことを示唆した。
国営通信社サバによると、ムジャリ氏は「フーシ派を軍事的に打ち負かすことは可能だ。今日の国際社会は平和を望んでおり、我々も平和を望んでいる。しかし、民兵はタイズに40年年間存在する道路の開放を拒否した」と語ったという。
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