国宝に指定されている蒔絵(まきえ)や物語絵巻の名作を集めた企画展「大蒔絵展 漆と金の千年物語」が1日から熱海市のMOA美術館で始まる。平安時代から現代の漆芸家に至るまで、精緻な技巧を凝らした作品約200点を展覧する。内田篤呉館長が31日、見どころを紹介し「日本人が追求した美の系譜をたどってほしい」と述べた。
会場には鎌倉の手箱の代表作として名高い「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」や「梅蒔絵手箱」をはじめ、江戸時代に作られたきらびやかな「初音蒔絵調度」など国宝16点、重要文化財32点が並ぶ。それぞれ文様やデザイン性が異なり、時代とともに芸術文化の移り変わりが楽しめる。
平安時代の「源氏物語絵巻」といった物語絵巻やびょうぶの名作もそろえた。現代のよりすぐりの蒔絵作品にも注目だ。内田館長は「芸術性や時代背景に着目し、いろんな角度から作品を見てほしい」と呼び掛けた。
企画展は前期(4月1~20日)と後期(22~5月8日)に分けて開催する。問い合わせは同館<電0557(84)2511>へ。
からの記事と詳細 ( 国宝の蒔絵など200点 平安から現代まで美の系譜たどる 熱海・MOA美術館|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞 )
https://ift.tt/YXlFJ7p
0 Comments:
Post a Comment