Saturday, March 26, 2022

【甘口辛口】心ない情報を流す現代の“暴君”ロシア・プーチン大統領…ラジオ界のレジェンドも憤慨 - サンケイスポーツ

フリーアナウンサー・大沢悠里

■3月27日 4歳の頃、東京の戦火を逃れ、母に背負われ千葉・市川市に疎開した。東京大空襲を逃れて生き延びたのは名物フリーアナウンサー、大沢悠里(81)。36年続けたTBSラジオ生放送のレギュラー番組を終えた26日、マイクを返納し、「『まだできる』と周りから言われるうちに辞めたかった」と潔く身を退いた。

ひょうひょうとした語り口に笑い涙し、救われたファンは多いに違いない。信条の一つは「人情、愛情、みな情報」。聞き手から寄せられる情報を人一倍大事にし、その伝え手として「情報は人の情を伝えるもの。ほのぼのとした話や悲しい話に、人って心を動かされるでしょ」と話していた。

折しも、記者が最近読んだ作家、五木寛之さん(89)のエッセーにも「情報」について触れた記述があった。「『情』は人の心。『情』が入ってこそ情報になる」という内容で、五木さんによると、日露戦争の際、敵国ロシアをめぐる軍事情報も兵士たちの士気に関する記述があってこそ役に立っていたという。

記者も仕事柄、事実に加え心の部分も大事にしたいと思っていた矢先だけに、お二人の言葉には改めて勇気づけられた。ひるがえって、ロシアのプーチン大統領は国内で自分の都合のいいように情報統制し、命を落とした兵士の情報を遺族に伝えていないといわれる。

しかも、「ウクライナが先に攻めてきた」と嘘情報を流すばかり。撤退もせず、心ない情報を流す現代の暴君について、悠里さんに感想を聞くと「歴史に名を残したいなら、みんなが喜ぶことをしなきゃ」と憤慨した。惜しまれてレギュラーを降りるラジオ界のレジェンドの言葉だけに、重みがある。(森岡真一郎)

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