レガシィのネーミングを継承するいまや貴重な存在
「レガシィ ツーリングワゴン」の系譜を受け継ぐ「レガシィ アウトバック」は、スバルが日本のマーケットで展開する最大のモデルだ。
そのルーツは、1995年に登場した「レガシィ グランドワゴン」(1997年に「レガシィ ランカスター」へと改名)で、ツーリングワゴンに大径タイヤを履かせてリフトアップさせたクロスオーバーSUVという位置づけだ。
つまり、ツーリングワゴンの派生車種というわけだが、2014年秋に日本で発表された先代の5代目から状況が一変。「レガシィ」シリーズのラインナップから純粋なステーションワゴンが消え、ワゴンボディのモデルはアウトバックに一本化された。
さらに、2021年秋に発売された6代目の日本仕様では、ついにセダンもラインナップから消滅。レガシィという名を掲げるモデルは、アウトバックだけとなった。
そんな6代目アウトバックの北米仕様は、2020年に市場投入されている。そのため「日本市場への投入が遅すぎる!」と感じている人も多いだろう。確かに、北米投入から約2年という“時差”は大きい。しかし、先行して市場投入された北米仕様と比べてみれば、日本というマーケットに最適化すべく、ある程度の時間が必要だったことがうかがえる。
たとえばエンジン。北米仕様は2.5リッターの自然吸気、もしくは2.4リッターのターボユニットを搭載するのに対し、日本仕様は「レヴォーグ」に先行採用された1.8リッターのターボユニットを組み合わせる。
また、昨今のスバル車におけるアピールポイントのひとつである先進運転支援システム“アイサイトX”も、日本仕様は北米仕様と比べてカメラや制御系の性能が大幅に高まった最新世代へとアップデート。現行レヴォーグと同様、高速道路の渋滞時に約50km/h以下で手放し運転をおこなえる“ハンズオフ機能”を組み込んでいる点も見逃せない。
つまり最新のアウトバックには、スバルの日本市場向けフラッグシップモデルにふさわしい最新のメカニズムがおごられているのだ。
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