元外交官の孫崎享(うける)さんを招いた「講演と音楽のつどい」が25日、茅ケ崎市民文化会館(同市茅ケ崎1丁目)で開かれた。約250人が耳を傾け、ウクライナ情勢など世界を取り巻く紛争に対し日本が何をできるかを考えた。九条の会・ちがさきの主催。
「戦争しないためにできることは…」をテーマに講演した孫崎さんは冒頭、日露戦争に触れ「当時の知識人の誘導で兄弟や同胞が戦地へ向かった」と指摘。「国家予算(1年分の)11倍もの戦費をかけ、11万人もの戦死者が出た」と戦争の意義のなさを説明した。また、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の一文を引き合いに出し「北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ」とのスタンスが日本の理想とする姿だと語った。
ウクライナ問題で何をするべきか
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