ヤクルト・村上は負けず嫌いを自認する。何事も簡単に諦めることはない。今季のあるとき、47都道府県を全て答えられるか挑戦したことがあった。
熊本出身の22歳は「福岡!」「鹿児島!」など地元の九州はすらりと回答。魅力度ランキングで上位に来るような北海道や大阪もポンポン答えた。30を過ぎると「うーん…」と次第に答えに詰まる。だが、決して自ら正解を聞いては来ない。「ヒント!」と求め、名産や観光名所を出せば、都道府県名を思い出す。特に野球強豪校の名を出せば、即答。結局、ギブアップすることなく“全国制覇”した。
野球では特にそうだ。野球塾「プロフェッショナル・ベースボール・アカデミー」熊本校で小学生時代に指導した元広島の今井譲二氏(65)は「顔にもよく“絶対負けたくない”という気持ちが出ていた。弱音を吐くようなことはなかった」と回想。素振りも納得するまでひたすら振っていたという。
そして何より、試合に負けたくない。「自分が打てなくても、チームが勝てばいい」。どんなに劣勢でも、ベンチの最前列で誰よりも声を出して鼓舞する姿は、もはや当たり前の光景。日本選手最多となる55号は、チームの勝利に導くために努力してきたたまものだ。(ヤクルト担当・青森 正宣)
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