元大阪府知事の橋下徹弁護士が1日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演し、日本テレビのドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが急死した問題について言及。「一番の問題は小学館なんです」と主張した。
テレビ局をはじめとした制作サイドへの批判がネットなどで高まる中、橋下氏が示したのは、原作マンガの発行元・小学館の責任。芦原さんの“代理”として、きちんと日本テレビと交渉したかどうかを問題視した。
「仮にぼくが芦原さんの代理人になったら、絶対的に芦原さんの利益しか考えない、そこに日テレの利益なんて一切考えない、これが代理人というものです」
橋下氏は今回の場合、小学館と日本テレビの関係性に注目。「はたして小学館は芦原さんの利益だけを考えて日テレと交渉したかどうかなんです。今までの構造上、日テレと小学館の間に何らかの関係性があったとして、日テレに配慮したとすれば、芦原さんの権利が害されるんです」と話した。そのため「小学館が芦原さんの利益だけを考えていたというのだったら、日テレとのやりとりをきちんと説明すべきだと思う」と、発行元としての責任について指摘した。
この問題に限らず、橋下氏は芸能界については今までの契約関係を見直す時期にきていると考える。「芸能事務所とテレビ局の場合でも、本来は芸能事務所はタレントのことだけを考えないといけない。テレビに配慮したりするのは絶対にやっちゃいけないんですが、日本では代理人のルールがはっきり決まっていない」と問題点を指摘。まだまだ日本の芸能界で立ち後れている契約の文書化を含めたルールづくりの進展を提言していた。
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2024-02-01 06:05:00Z
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