俳優の竹内涼真が主演を務めるドラマシリーズ『君と世界が終わる日に』(通称:『きみセカ』)の最後にして最大の戦いを描く『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(1月26日公開)の公開記念舞台あいさつが7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。竹内のほか、同作の主題歌を担当した歌手・俳優の菅田将暉、菅原伸太郎監督が登壇し、ネタバレ満載のトークを行った。
菅田は「この世界観を作り出すためには、どれだけCGを使っても、音楽をデカくかけても、最終的には現場でどれだけ緊張感を保てるかという戦いになってくる」と言い、「ちょっとでも『こんな世界はないよ』って考えてしまうと…例えば、『さっき普通にコンビニでコーヒー買ったしなぁ』みたいに日常に戻された瞬間に、響(竹内)の奥さんやこどもへの愛情が途切れてしまう。涼真はそれをシーズン1からずっと絶やしていない」とたたえた。 主題歌の「谺(こだま)する」は、そんな響に対して「『お疲れ様』と言ってあげるような、大団円のような曲が書きたかった」と、制作時の構想を明かした。すると、菅原監督は「これ言っていいのかな…」と切り出し、「実は最初に作ってくれた曲は、優しさよりもかっこよさが感じられる曲だった。でも、映画全体を見たときに、ちょっと違うかなと思った」と言い、「人づてに『作り直してもらえますか?』と伝えた」と告白。
“人づて”という点にMCを務めた辻岡義堂アナらが驚く中、菅田も「一度じゃない。何ラリーもした」と言い、「最初は響をたたえる意味で、賛美歌のような曲にしようと思っていたんです。でも、人づてに何度かやり取りをさせていただいた後に、監督と直接話したら『レクイエム』という言葉があって、そこから“重さ”を意識することができた」と振り返った。
菅原監督は「撮影が佳境で、気持ちがすごく昂ぶっていたから、『これじゃないです』なんてことが言えたんだと思う」と恐縮。このエピソードを初めて聞いたという竹内は「仕事だし、みんな本気だから」と、監督と菅田それぞれの姿勢に敬意を示しながらも「でも。人伝いに断るのはな…」とチクリ。菅田は「菅原監督には演者としてもお世話になったんですけど、そのときは好きに演技をさせてくれたんです。初めてです、『違う』って言われたのは。今まで溜めてきたものが出たんじゃないかな」と笑った。
シリーズを通しての主人公・間宮響(竹内)は、“ゴーレム(=ゾンビ)”と呼ばれる生き血を求めて人間を食らう恐ろしい化け物に支配された世界で、愛する恋人・小笠原来美(中条あやみ)をゴーレムウィルスで亡くし、愛娘・ミライも連れ去られてしまった。今作で響は、ゴーレムウィルスに対するワクチン(治療薬)の研究材料として捉えられたミライがいる“ユートピア”と呼ばれる人類最後の希望の都市で、ミライの救出を目指す。★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」2024-02-07 11:11:00Z
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