宝塚歌劇花組公演「アルカンシェル~パリに架かる虹~」が10日、兵庫県宝塚市栄町1の宝塚大劇場で開幕した。トップスター柚香光(ゆずか・れい)とトップ娘役星風(ほしかぜ)まどかの退団公演。ダンスを得意とする柚香の魅力が詰まった舞台となった。
脚本・演出の小池修一郎が書き下ろした。ナチス・ドイツ占領下のパリの劇場「アルカンシェル・ド・パリ」。ダンサー(柚香)と看板歌手のカトリーヌ(星風)がドイツ軍の目をかいくぐり、禁じられていたジャズの演奏とダンスを試みる。レビューの灯を消すまいと奮闘する劇場の人々を描く。
同時退団を発表している柚香と星風は息の合った演技を披露。フランス語で「虹」の意味のアルカンシェルにちなみ、柚香は最後、レインボーカラーの大羽根を背負い、大階段を下りた。
バトンを渡す次期トップの永久輝(とわき)せあ、トップ娘役の星空美咲(ほしぞら・みさき)も存在感を示していた。
3月24日まで。4月14日~5月26日、東京宝塚劇場で。(小尾絵生)
2024-02-10 10:01:49Z
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