【函館】函館市長選で初当選した元市保健福祉部長の大泉潤氏（５７）は２６日、北海道新聞のインタビューで、調査実施を公約した北海道新幹線の函館駅乗り入れについて「実現したい。函館が覚悟を決めれば動き出す」と意欲を示した。新幹線を札幌―函館間で直通運行すれば、採算性を確保できる可能性があるとも説明。実現性は「調査結果を待つことになる。簡単ではないが丁寧に説明し、理解を求めたい」と述べた。
道新幹線は新函館北斗駅（北斗市）まで開通し、函館駅を通る計画はない。大泉氏は「（函館への）投資を誘発するような起爆剤が必要だ」と強調した。
大泉氏は現在は在来線の「はこだてライナー」が運行している新函館北斗―函館間について、線路にレールを１本加え、新幹線と直通運転が可能な「ミニ新幹線」が運行できる線路幅とすることなどを想定。初期投資として「７５億円、８０億円とされる資金を投下することになる」とし、財源としてふるさと納税収入の拡大や、線路使用料を担保に資金調達する方法を例示した。
東京―函館に加え、札幌―函館の直通運行についても「北海道の大動脈。鉄道事業者として走らせたいだろう」と語り、ＪＲ北海道などの理解を得たい考えを示した。乗り入れの需要や経費、方法などの調査費を盛り込んだ補正予算案を６月の市議会に提出する。
公約に掲げたふるさと納税収入年間１００億円の達成に向け、観光客が使えるクーポンを返礼品に採用する考えも表明。任期が始まる２７日に初登庁する。（芝垣なの香、宮木友美子）
2023-04-26 13:19:36Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiLGh0dHBzOi8vd3d3Lmhva2thaWRvLW5wLmNvLmpwL2FydGljbGUvODM3OTgx0gEA?oc=5
0 Comments:
Post a Comment