フリーライター 笠原雅俊
「四万十の日」の10日、高知県西部を流れる四万十川で、屋形船を使って1組の男女が船上結婚式を挙げた。さわやかな新緑の風の中で、清流に永遠の愛を誓った。
式を挙げたのは高知市のホテルに勤める藤田晃さん(23)と、いろはさん(24)。羽織はかまと白無垢(むく)姿で、四万十市の佐田沈下橋のたもとから乗船した。約3キロ上流の三里沈下橋までの間、船内で三々九度の後、「清流四万十川を証人とし、ここに夫婦の誓いを交わします」と誓詞を読み上げ、指輪を交換した。2人は三里沈下橋の下で船首に立つと、親族や友人らが沈下橋から高く投げた花びらのシャワーの祝福を受けた。
同市の美容室や観光遊覧船業者らでつくる団体「四万十D&H」が「四万十の日」に毎年企画しており、今年で19回目。いつもは3組が式をするが、コロナ禍での感染拡大防止のため、昨年に続き1組に限定して式を挙げた。
全国から応募のあった11組の中から選ばれた藤田さん夫妻は、趣味がバイク。初めての遠出で四万十川を訪れたという。2人は「四万十川の風は開放的で気持ちいい。いい思い出になりました。明るく元気な家庭を築いていきたい」と笑顔で話した。(フリーライター 笠原雅俊)
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からの記事と詳細 ( 四万十川に夫婦の誓い 屋形船で結婚式、今年も「四万十の日」に:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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