GACHI SEAは、『かまいガチ』で結成されたLUNA SEAのパロディーバンド。LUNA SEAを愛するかまいたちの山内健司がボーカルを務め、相方の濱家隆一とトム・ブラウンの布川ひろきがギター、ジョイマンの高木晋哉がベース、トム・ブラウンのみちおがファンを担当する。ドラムは本家との兼務という形で、LUNA SEAのドラマー・真矢を招いた。
発端は今年2月の放送で、RYUICHIの声帯手術に伴う一時活動休止を発表していたLUNA SEAのために何かできないかと山内が画策。濱家をはじめ、同じくLUNA SEAと共に青春時代を過ごしたという布川やみちお、高木に声をかけた。そして真矢以外の楽器陣はエアーバンドというスタイルで、LUNA SEAへのリスペクトを込めた「ROSIER」を歌い上げた。
その後、放送を見たLUNA SEAメンバーからも好感触を得て、今回のコラボが実現。8月24日放送の『かまいガチ』では、GACHI SEAが26日のLUNA SEAのライブにガチ出演すること、2ヶ月で「TRUE BLUE」をガチで練習し、武道館で生演奏するミッションが与えられていることがオンエアされていた。
武道館ライブ本番のアンコールで、LUNA SEAのメンバーに呼び込まれる形でGACHISEAが登場。ステージ袖から小走りで本家のもとへ向かう姿が、会場の笑いを誘った。
RYUICHIは「僕の留守中を守ってくれてありがとうございます」とGACHI SEAの結成に感謝し、「すごく練習してくれたんでしょ？」と投げかけると、山内は「2ヶ月間、ガチで練習してきました」と返答した。
RYUICHIと山内のトーク中、INORAN（Gt）はみちおと、SUGIZO（Gt／Vn）は濱家との記念撮影に夢中で、RYUICHIは「それ、ファンミーティングなんだよね？（笑）」とツッコミ。さらにRYUICHIが「どうですか？ オン・ベース、J！」と話を振ると、「Jです」と答えたのはJ（=ジョイマン）の高木で、これにはJも思わず爆笑。高木は「こんなところに連れてきていただいて、LUNA SEAさんとかまいたちに感謝というか。本当に今日はうれしー、LUNA SEA！」と持ち前のラップギャグも炸裂させた。
「布川改め、NUNORANです」と切り出した布川は、「初めて買ったCDが「DESIRE」（1995年発売）なので…」とファンモードを全開。濱家は「濱家改め、HAMAZOです」と名乗ったものの、「メンバーのみなさんはステージ袖からご覧になるってお話だったんですけど…」と、自身の前方に椅子を置いて“最前列”を確保し、扇子を片手に居座るSUGIZOに、「帰りたい…」とプレッシャーの高まりを口にした。
そして、RYUICHIが「みんな楽しんで！ GACHI SEAで、『TRUE BLUE」」と曲振りしてステージを去り、山内の「ネクスト・ソング！」というかけ声と共に演奏がスタート。真矢が4カウントを刻み、冒頭のキメが繰り出された。濱家はE-II製HORIZONを駆使してリフやギターソロを弾きこなす。布川は番組内で自腹を切って購入したグラスルーツ製G-SN-CTMでコード・バッキングや繊細なアルペジオ、豪快なピック・スクラッチなどを披露。高木は赤く染まった頭を振りながらE-II製AMAZEでアンサンブルを支えた。そして、山内はビブラートやファルセットを多用するRYUICHIの歌唱法をしっかりと踏襲して歌い上げた。
完成度の高いプレイに、観客席からは思わず「おお…！」というどよめきが起こり、演奏後には割れんばかりの拍手が起こった。LUNA SEAのメンバーも「真剣度がめちゃくちゃ伝わってきた！」と大興奮。山内は「緊張しました〜」と胸をなで下ろし、真矢が「今日はGACHI SEAじゃなくて、“ガチガチシー”だったけどね」とオチを付けた。
山内はRYUICHIの完全復活を理由に、「本日をもってGACHI SEAは…活動休止とさせていただきます！」と、始動から約半年、練習期間2ヶ月での休止を宣言した。かと思いきや、RYUICHIから「もうちょっと聴きたいなぁ。何かやる？ せっかくだからLUNA SEAと」という提案を受け、急きょ山内の十八番である「ROSIER」で共演。濱家、布川、高木はエアギター&ベースで参加するサプライズも実現した。
2022-08-31 21:30:00Z
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