東京・銀座のクラブでホステスの胸を触るなどしたと週刊誌で報じられていた俳優の香川照之さん（56）が26日朝、司会を務める情報番組「THE TIME，」（月～金曜午前5時20分）に出演した。香川さんは冒頭、「一部週刊誌報道におきまして、私ごとでお騒がせをいたしまして、皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし、誠に申し訳ございません」と述べ、謝罪した。
香川さんは毎週金曜、同番組に司会としてレギュラー出演。「誠に申し訳ございません」と謝罪した後、今後について「与えていただける仕事に対しましては、しっかりと真摯（しんし）に、真面目に一生懸命、全力でこれまで通り挑んでいきたいと思っています。そして何より、こうして一日をまた与えていただいていること、このことへの感謝を忘れずに過ごしてまいりたいと思います」と話し、最後に頭を下げた。一方、何についての謝罪かについて、具体的な内容には触れなかった。
25日発売の「週刊新潮」は、香川さんが2019年7月、銀座のクラブでホステスの下着を脱がせたり胸を触ったりするなどのわいせつ行為に及び、女性がPTSD（心的外傷後ストレス障害）を患っていたとする記事を掲載。所属事務所は同日、公式サイトで「本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実です」「お相手の方には、本人から深い反省と謝罪の気持ちをお伝えし、ご理解とお許しをいただいております」と釈明していた。
香川さんは連続ドラマ「半沢直樹」「99・9―刑事専門弁護士―」「日本沈没―希望のひと―」（いずれもTBS系）などに出演してきた人気俳優。現在放送中の連ドラ「六本木クラス」（テレビ朝日系）には主人公の宿敵の役で出演しているほか、NHKでは「香川照之の昆虫すごいぜ！」シリーズが放送されている。両テレビ局によると、今後の出演予定に変更はないという。
謝罪の文言は以下の通り。
おはようございます。冒頭にお時間をちょうだいいたします。このたびは一部週刊誌報道におきまして、私ごとでお騒がせをいたしまして、皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし、誠に申し訳ございません。わたくし自身、自らの行動をしっかりと深く反省し、自戒の念をきっちりと持って、改めてまた日々を務めていきたいと思っています。また、与えていただける仕事に対しましては、しっかりと真摯に、真面目に一生懸命、全力でこれまで通り挑んでいきたいと思っています。そして何より、こうして一日をまた与えていただいていること、このことへの感謝を忘れずに過ごしてまいりたいと思います。重ねてこのたび、お騒がせをしておりますこと、大変に申し訳ございません。【屋代尚則】
2022-08-25 21:08:42Z
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