レアル・マドリー、ヴィニシウスへの差別行為に対して声明「これ ... - Goal.com

【欧州・海外サッカーニュース】レアル・マドリーがヴィニシウスに対する差別問題について行動を起こした。

レアル・マドリーは22日、自クラブのFWヴィニシウス・ジュニオールが人種差別的な行為を受けたことについて声明を発表した。

21日のラ・リーガ第35節バレンシア対レアル・マドリー（1-0）で、ヴィニシウスは相手サポーターからまたも人種差別的な行為があったと訴えた。翌日、この出来事は中央政府関係者も見解を述べるなど、スペインにとって大きな問題として扱われることになったが、そうした中でレアル・マドリーが声明を発表。検察に訴えを起こしたことを報告している。

「レアル・マドリーCFは昨日、ヴィニウスに対して起こった出来事を断固として拒絶、非難します」

「今回の出来事は、私たちの社会的かつ民主的な法治国家の共存モデルを直接的に攻撃するものです」

「レアル・マドリーはこの攻撃がヘイトクライム（憎悪犯罪）でもあると考えのもと、国家検察庁に対して、明確に言えば反差別・憎悪対策検察に対して、この出来事の調査及び責任追求を求めるべく訴えを起こしました」

「スペイン憲法124条では、検察省には市民及び公益性の権利及び合法性を守るため、行動促進の機能があると定義されています」

「以上の理由により、レアル・マドリーは起こった出来事の深刻さから、開始される手続きにおいて私人訴追の立場を損なわない形で国家検察庁に赴きました」

なおレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、同日にヴィニシウスと面会。クラブの公式HPによれば、同会長はブラジル代表FWに「支持と愛情の気持ちを示す」とともに、クラブがこの憎悪犯罪に対して「最後まで全力を尽くす」ことを誓ったとのことだ。

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