大手芸能事務所のジャニーズ事務所は1日、滝沢秀明副社長（40）の退任を発表した。滝沢さんは本人の意思で「次のステージへ進む」という。タレント育成を担うグループ会社「ジャニーズアイランド」の社長からも退き、同社の後任にはアイドルグループ「V6」元メンバーの井ノ原快彦さん（46）が就任した。
ホームページでの発表によると、「9月中旬に滝沢前社長よりジャニーズアイランド代表取締役およびグループ会社役員を10月末に退任したいとの意向を受けました」と説明。その上で「ジャニーズのエンターテインメントを守り、ジャニーズJr.育成の舵（かじ）取りをしていただいた功績は大きく、今後も継続していただきたいと慰留いたしましたが、本人の固い決意を尊重し、次のステージへ進むことを取締役会にて承認いたしました」とした。
また、井ノ原さんの社長就任は、ジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川さんの「ジャニーズJr.の育成はジャニーズJr.経験者に担ってほしい」という遺志に基づくもので、井ノ原さんについては「人間力を高く評価」「（2人の子を持つ父親として）子供たちへの理解を深め、子育てをしている様子から、必ずやJr.のメンバーの話をよく聞いて彼らの能力を伸ばしてくれるものと期待」などとした。
滝沢さんは1995年に同事務所に入り、「ジャニーズJr.」として活躍。2002年に今井翼さんとユニット「タッキー＆翼」としてCDデビュー。18年にタレント業から引退し、19年7月、創業者のジャニー喜多川さんの死去後、副社長に就任した。近年はタレント育成やマネジメント業に専念し、人気グループ「SnowMan」や「SixTONES」などを手がけていた。【伊藤遥】
2022-11-01 00:09:12Z
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