尾上菊之助(菊五郎)と東映の誇る人気映画スター、藤純子(富司純子)の婚約発表会見は1971年11月9日に銀座のホテルで行われた。会場には約200人のマスコミ関係者が押し寄せた。藤はその場で映画界引退を発表した。
「緋牡丹博徒」「日本女俠伝」などの人気シリーズを持つ東映の看板俳優。70年度だけでも主演映画は15億円の興行収入を上げていただけに惜しむ声も多かった。だが、結婚したいと口にしてから約6年。映画プロデューサーの父、俊藤浩滋の要望で先延ばしにされていただけに決意は固かった。
「これ以上待たされるのは嫌だと思いました。父からは『婚約発表で引退すると絶対に言うな』と命じられていましたが、もう映画に引き戻されたくないと思って『引退します』と言いました」と富司。
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