群馬県の桐生第一高(味戸克之校長)のサッカー部で部員に対し不適切な指導があったとして、同校が指導者4人に指導自粛処分をしていたことが27日、分かった。
同校によると、処分を受けたのは監督や部長、コーチら。不適切な指導の具体的な内容は明らかにしていないが、コーチが昨年、ペルーにルーツを持つ部員に対して複数回、ルーツをやゆするなどの暴言を吐いたとされることを受けた対応とみられる。
保護者から指摘があり、同校は昨年12月、部員にアンケートを実施。調査の結果、不適切な指導があったことが分かり、説明会を開いて部員や保護者に謝罪した。指導者に研修を受けさせたほか、全教職員に対して指導した。
同校は今月下旬に改めて部員や保護者に謝罪した上で、監督らの指導自粛処分を解く方針を示した。
同校は報道機関の取材に対して文書で回答した。「書類以上の内容は答えられない」として詳細な説明をしていない。
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