アニメ「ちびまる子ちゃん」で、主人公「まる子」の声を担当する声優のTARAKO(たらこ)さんが4日、63歳で亡くなった。TARAKOさんは群馬県太田市出身で、群馬交響楽団(群響)のコンサートで司会を務めるなど群馬とのゆかりは深い。
TARAKOさんは、群響が毎年開催する「夏休みコンサート」で、案内人として司会進行を務めていた。公演は未就学児の入場も可能とあって、毎年多くの家族連れでにぎわう。群響によると、TARAKOさんが演奏前に、独特の声で注意事項などを話すと、子どもたちの表情が明るくなったという。
指揮者との掛け合いも楽しく、昨年8月の公演でも元気な姿で「おどるポンポコリン」を歌うなど、終始盛り上がった。群響は「TARAKOさんは夏休みコンサートの顔であり、元気で愛あふれるMCで客席とオーケストラの懸け橋となる存在でした」と哀悼の意を表した。
公演ではバレエ団とのコラボもたびたび行われた。昨年も含め5~6回共演したという山本礼子バレエ団(太田市)の山本理恵子代表(54)は「本当にショックです」と驚きを隠せない。
昨年の公演では、バレエを披露した子どもたち10人ほどに、TARAKOさんが「頑張っているね」と声をかけてくれた。子どもたちは一緒に写真を撮ってもらうなど、とても喜んでいたという。山本さんは「あの声のままかわいらしく、優しく、いつもニコニコしていて気さくだった。残念でならない。今までありがとう」と結んだ。
2024-03-10 00:12:00Z
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