Tuesday, March 12, 2024

医師が薬剤師に期待する「高齢者をみるポイント」とは? - 日経メディカル

 日経ドラッグインフォメーション(日経DI)編集部では、2024年3月16日(土)15時より、日経DIプレミアムセミナー「ケースで学ぶ 老年薬学」を開催します。

 タイトルの「老年薬学」とは、多くの併存疾患・症候を持ち、日常生活に支障を来した高齢者に対して、どのように薬物療法や介入を行うべきか、体系立てていく学問です。処方を一元管理する薬剤師には、高齢者の体がいかに成人と異なるかを理解し、薬物有害事象のリスクを見抜く力が求められます。

表1 当日の講演スライドより

 講演1「薬剤師のための高齢者のみかた」には、東京大学医学部附属病院老年病科の秋下雅弘氏が登壇。高齢者は多病・多症候に加えて、老年症候群の増加、生活機能の低下を伴います(表1)。その上、薬物に対する反応性が異なることから「一般成人への医学・医療の延長ではいけない」と秋下氏は指摘します。本講演では、こうした高齢者の生理機能の変化や、特に、医師が薬剤師に対して期待する、高齢患者をみるべきポイントなどについて解説していただきます。

 また、老年薬学に関連するトピックスとして、秋下氏が代表理事を務める日本老年薬学会で提言を作成中の、高齢者施設におけるアドヒアランス向上の工夫や、「日本版抗コリン薬リスクスケール」など、最新の話題についても触れていただく予定です。

表2 当日の講演スライドより

 講演2「ケースで考える ポリファーマシー介入の実践」には、ポリファーマシーの研究に長年携わる、国立長寿医療研究センター薬剤部の溝神文博氏が登壇します。

 患者の褥瘡から薬物有害事象を判断したケース(表2)など、具体的な症例を基に、薬剤師のアプローチのポイントを解説していただきます。

 当日は、現場の皆さまからの質問にお答えする時間も十分用意しています。なお、今回のウェブセミナーは、YTL(学校法人医学アカデミーグループ)との共催です。ご受講された薬剤師の先生方には、薬学ゼミナール生涯学習センター(G13)の認定単位1単位を発行します(本認定単位は日本薬剤師研修センターなどCPC認証研修制度間で原則互換性があります)。

 お申し込み期限は3月16日(土)14時30分。たくさんのご参加をお待ちしております。

 お申し込みなど詳細はこちらをご覧ください。

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