高校以来の友人がこの度結婚します。結婚自体はめでたいことだと思うのですが、金銭面を考え、結婚式に行きたくないと思ってしまいます。国家試験の準備のため、私は4月から1年間フリーター生活を送っています。試験後にアルバイトを再開する予定はあり、学生時代からためていたお金もありますが、当分、安定した収入が入ってこない私にとって、数万円は決して安い額ではありません。
どうしてもご祝儀代や服・ヘアメイクにかかる費用を考え、ちゅうちょしてしまう自分がいます。一方で行かないことで、友人と疎遠になってしまうことを気にしている自分もいます。数少ない友人の結婚式を欠席して「あらかじめ日程を伝えていたのに薄情なやつだ」と思われてしまうのも後悔する気がします。
家族に相談したところ、「ケチくさいことを言うな」とあきれられました。世間の人は、1日に数万円もの出費をすることは、人間関係の維持のために当然すべきものとして受け入れているのでしょうか。数少ない友人のご祝儀代を捻出することをためらってしまう私はさもしい人間なのでしょうか。
回答者 文筆業・清田隆之
金銭的な余裕がないときに届く招待状ほど怖いものはありませんよね……。快く祝ってあげられない自分に嫌気が差すし、主催者に恨みがましい気持ちを向けてしまったりもする。相談文を読みながら、結構な頻度で結婚式に招かれていた20代後半から30代半ばの頃の苦い記憶がいろいろとよみがえってきました。
御祝儀で3万円、二次会に出ればさらに1万円、そこに準備の費用を加えれば計5万~6万円の出費が見込まれるわけですが、仮に時給1千円で割ったら50~60時間分の計算になる。国家試験のためにフリーター生活を送る相談者さんにとって、これが金銭的にも時間的にも相当な痛手に感じられるであろうことは想像に難くありません。
この出費をためらったとて決…
からの記事と詳細 ( 金銭面から友人の結婚式出席ためらう女性 「さもしい人間」ではない:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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