新型コロナの影響などから結婚式を見合わせていた陸前高田市の夫婦が、地元の人たちの計らいで、地域に伝わる昔ながらの結婚式を挙げました。
結婚式は陸前高田市小友町の「気仙大工左官伝承館」で行われ、市内に住む北條伸一さんと北條友紀さん夫婦が式に臨みました。
2人は去年2月に入籍し、その後、長男も生まれましたが、新型コロナの影響もあって結婚式は見合わせていたということです。
しかし、地元の人たちからの勧めもあって、昔ながらの婚礼の儀式を行うことにしました。
式ではまず花嫁行列が行われ、2人が会場に入ると地元の人たちから「迎え酒」のもてなしを受けました。
続いて、かやぶき屋根の母屋で、親族も参加して小笠原流の神前式が行われました。
仕切り役の男性が「高砂」など祝いの唄を披露するなか、三々九度で酒を酌み交わし、何事も夫婦で分かち合うことを誓って、お膳のご飯や汁物を分け合う「蝶の膳」など昔ながらの儀式を行いました。
夫の伸一さんは「少し恥ずかしかったですが、昔ながらの結婚式を味わえたので良かったです。『私もやりたい』と思ってくれる人がいればいいです」と話していました。
妻の友紀さんは「地域のこういう施設を活用しながら、伝統的な儀式が残ってくれればと思います」と話していました。
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