山上容疑者の伯父によりますと、容疑者は、接見した妹に対して、服役したあとは「大学へ行きたい」などと話したということです。
容疑者は、母親が旧統一教会、「世界平和統一家庭連合」に入信し多額の献金をしたことなどで、家庭が困窮し大学に進学できなかったといいます。
今月10日まで、鑑定留置が行われた大阪拘置所では、大学に行くための勉強をして過ごし、親族からは英語の資格の教材や英和辞典が差し入れられ、特に英語に力を入れて学んでいたということです。
また、拘置所にはオンラインで差し入れをすることができ、全国から容疑者宛てに服や菓子などが大量に送られたということです。
差し入れは、拘置所に収容しきれないほどの量で、段ボールに入れたまま伯父の家で保管されています。
中には、「服役後の費用として使ってください」などとする現金書留も届けられていて、去年10月ごろには金額は100万円を超えていたということです。
山上容疑者への接見や手紙は、許可された人以外は禁止されているため、伯父の家に直接手紙が届けられたこともあるということです。
医師による精神鑑定では、「母親が入信して献金したことをどう思うか」などという旧統一教会に関連する質問が繰り返され、山上容疑者は、過去に起きた出来事などについて素直に話したということです。
容疑者の妹が、去年11月までに2回ほど接見した際は、容疑者は元気な様子で、医師からは同じ質問ばかりで、「うんざりだ」などと漏らしていたということです。
また、容疑者は医師に対して、「20歳ごろに、勉強のために伯父にパソコンを買ってもらったが、勉強しなかった」などの出来事も話していたということです。
一方、妹に対して、「接見は時間のむだだ」などとその後の接見を断り、手紙でやりとりをしているということです。
妹との手紙を通じて、伯父は、「服役後は大学で学を身につけ、世の中のためになってほしい」などという思いも伝えているということです。
伯父は、今回の事件で母親の献金額などが明らかになったことを受けて、旧統一教会に対して返金を求め教会側の弁護士と文書でやりとりをしていますが、母親は、「旧統一教会に対して申し訳ない。お金を返してもらいたくない」などと話しているということです。
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