トヨタ自動車は2023年1月26日、同年4月1日付で同社社長の豊田章男氏が新会長に就任すると発表した。社長の後任には同社執行役員の佐藤恒治氏が就く。現会長の内山田竹志氏の退任に伴い決定した。
トヨタが同年1月26日に開いた会見で、豊田氏は「トヨタの変革をさらに進めるためには、私が会長となり新社長をサポートする形が一番よいと考え、今回の決断に至った」と説明した。
新社長を任命するうえで重視した点として、豊田氏は「若さ」を繰り返し強調した。トヨタの課題である「自動車メーカーからモビリティー企業への変革」を実現するためには「トップ自らが現場に立ち続けることが必要で、それには体力と気力と情熱が欠かせない」(同氏)とする。
背景には、現在の自動車業界を取り巻くCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)を中心とするトレンドがある。豊田氏は「デジタル化や電動化、コネクティビティーなどに対して、私はもう古い人間。一歩引くことが必要」と漏らした。
佐藤氏は現在53歳。1992年にトヨタに入社し、「カローラ」や「プリウス」の部品開発に携わった。2003年からは同社の高級車ブランド「レクサス」を担当。2020年から執行役員とLexus International Co.President、GAZOO Racing Company Presidentを務めている。2021年にはChief Branding Officerに就任した。
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