ネタニヤフ首相府は6日、今回の措置は、パレスチナが国際司法裁判所に対しイスラエルによる占領についての意見を示すよう求めたことへの報復だと述べた
ロンドン：パレスチナ自治政府は6日、イスラエル政府がパレスチナの人々と指導部に対する一連の懲罰的措置を承認したことを非難した。イスラエルの動きは、パレスチナが国際司法裁判所への提訴を決定したことを受けたものだ。
パレスチナ外務・移民省は、これらの措置はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の政権の「我が民族に対する人種差別的・植民地主義的綱領、占領国としての同国の義務に対する目に余る違反、国際法や締結された合意に対する同国の執拗な反抗」を反映したものだと述べた。
イスラエルの新たな安全保障内閣が承認した一連の措置には、パレスチナ自治政府から3900万ドルを徴収したうえでその資金をパレスチナ人による攻撃の犠牲者となったイスラエル人の家族への補償プログラムに充てる措置も含まれる。
ネタニヤフ首相府は6日、今回の措置は、パレスチナが国際司法裁判所に対しイスラエルによる占領についての意見を示すよう求めたことへの報復だと述べた。
その一週間前には国連総会が、国際司法裁判所による介入と紛争の状態についての意見提示を要請する決議を採択していた。
パレスチナ外務・移民省は声明の中で次のように述べた。
「外務省は、これらの措置やその他の措置によって我が民族と指導部が、イスラエルによるパレスチナ国家の土地の占領を終わらせるという最終目標への途上における、我々に対する国際的保護を確保するための、またイスラエルが責任を免れ続けている状態を終わらせるための、闘いと政治的・外交的・法的行動を継続することを諦めることはないということを強調した」
また米政権に対し、パレスチナ人と和平に対して「敵対的」なネタニヤフ政権の綱領の実行を止めるために「真剣に介入」するよう求めた。
イスラエル安全保障内閣は、イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人およびイスラエル占領軍によって殺害された人々の遺族に対してパレスチナ政府が2022年に提供した支給金を相殺することも指示したと報じられている。
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