ウクライナに侵攻したロシア軍は、首都攻略に失敗するなど苦戦が伝えられている。プーチン大統領は当初、数日間でウクライナを降伏させられるともくろんでいたとされるだけに、誤算続きだろう。ただ、ロシア側が短期間で勝利できると考えた理由や、その「戦勝プラン」が失敗に終わった事情は、ロシアや中国が考える「現代型戦争」の重要な要素がからんでいて軽視できない。サイバー戦と情報戦だ。「中国の脅威に直面する日本もウクライナに倣って対策を急ぐべきだ」と警鐘を鳴らす渡部悦和(よしかず)・元陸将とみていく。
「戦争のルール変わった」
5月初め、ロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長がウクライナ東部ドンバス地方を訪問していたとのニュースが流れた。ウクライナ軍がゲラシモフ氏を狙ってロシア軍の前線基地を攻撃、氏は直前に基地を去っていて難を逃れたとの報道もあった。「訪問」情報がウクライナ側に漏れたとすればゲラシモフ氏にとっては大きなショックだったに違いない。現代の戦いにおける「情報戦」の重要性を知り抜いているはずだからだ。
からの記事と詳細 ( 【正論モーニング】ロシア侵攻にみる「現代戦」 サイバー戦に不可欠な軍民協力 日本も対策急げ - 産経ニュース )
https://ift.tt/I2crMbo
0 Comments:
Post a Comment