結婚式をしたカップルに10万円 三島市が補助、県内初 - 朝日新聞デジタル

南島信也2022年5月31日 9時00分

　【静岡】三島市は、市内の会場で結婚式を挙げたカップルに最大で10万円補助する制度を始める。新型コロナウイルスの感染拡大後、クラスター（感染者集団）の発生を懸念し、全国で多くのカップルが式を中止したり延期したりした。ウィズコロナ時代の結婚を応援する取り組みで、県内の自治体では初めてという。

　カップルのどちらかが申請時点で三島市に住民登録していて、6月1日～9月30日の間に市内の結婚式場や神社などで挙式や披露宴を行う人が対象となる。補助額はかかった費用の2分の1、または上限額の少ない額を給付する。式の参加人数が50人以上の場合は10万円、50人未満は5万円が上限となる。申請期間は6月1日～10月11日で、予算額の200万円に達し次第、受け付けを締め切る。

　三島市商工観光課によると、結婚式が急減し苦境に陥っている状況を事業者から聞いた市の担当者が、式の数を増やすアイデアとして思いついたという。売り上げ減少に苦しむ式場への間接的支援になるうえ、式に出席するために三島を訪れる人が増え、地域消費の増加につながる効果も期待している。担当者は「結婚を考えているカップルの下支えになれば」と話す。（南島信也）

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