「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団」の柳時敏(ユ・シミン)理事長は22日、自身が「検察が盧武鉉財団の口座をのぞき見した」と査察疑惑を提起したことについて、「事実ではなかった」と謝罪した。疑惑提起から約1年後の謝罪だ。検察は、ある市民団体が柳時敏氏の疑惑提起に対して告発した事件を捜査している。柳時敏氏の突然の謝罪は、検察の捜査を念頭に置いたものと見られている。 ■自国で報道されたニュースを信頼できますか? 韓国は最下位、日本は… 柳時敏氏はこの日、盧武鉉財団のホームページに「疑惑は事実ではなかったと判断する」「事実ではない疑惑提起により、検察が私に関して査察しただろうという疑念を呼んだことについて、検察のすべての関係者たちに丁重に謝罪したい」とした。財団後援会員に対しても「証明できない疑惑を提起することで盧武鉉財団を政治的対決の渦に巻き込んだ」としている。 柳時敏氏は2019年12月、動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」の放送で、「どのルートで確認したのかは言わないが、盧武鉉財団の主な取引銀行の口座を検察がのぞいたという事実を確認した」と言った。検察はこの時、「口座追跡をした事実はない。悪意のある虚偽の主張はやめてほしい」と言った。しかし、柳時敏氏はこれに対して特にコメントしないまま、疑惑を提起してから約1年後に謝罪したものだ。柳時敏氏は「非常に恥ずかしい。私の過ちに対するあらゆる批判を甘受する」「政治懸案に対する批評は今後も一切しない」と述べた。
これをめぐり、政界では、「検察の捜査が進んだため、柳時敏氏は事実上の自白をして善処を訴えたのではないか」という声が上がっている。昨年8月、ある市民団体が「柳時敏氏は虚偽の事実を流布した」として検察に告発状を提出、この事件はソウル西部地検刑事第1部に割り当てられた。法曹界関係者は「柳時敏氏が虚偽事実であることを認めただけに、捜査は早まるだろう」と言った。これを意識したかのように、柳時敏氏は「謝罪だけで十分だとは考えていない。どのような形の責任追及も謙虚に受け入れる」と述べた。 柳時敏氏の疑惑提起により攻撃を受け続けてきた韓東勲(ハン・ドンフン)検事長は同日発表した見解文で、「『盧武鉉財団の口座を追跡したことはない』と何度も言ってきたが、柳時敏氏はこの1年間、ウソで扇動を繰り返し、それにより既に大きな被害を受けた」「私に対する捜査審議委員会があった日の朝も、私だと特定してウソをついた」「これは、知らないでウソをついたものではなく、強大な影響力を利用してひそかに攻撃したものだ」「誰が虚偽の情報を提供したのか明らかにしなければならない。既に発生した損害に対しては必要な措置を検討する」と述べた。 「民主社会のための弁護士会(民弁)」出身のクォン・ギョンエ弁護士は同日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」で、「柳時敏が『チョ国(チョ・グク=前法務部長官)問題』以降行った証人懐柔、虚偽の事実の流布、陰謀論流布などのうち、明らかな虚偽の事実として刑事処罰の危険性が高い盧武鉉財団金融取引違法照会発言だけについて取り上げてした謝罪だ」と言った。
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