Thursday, January 28, 2021

Kリーグの開幕戦が「全北現代対FCソウル」に決まった理由は?蔚山現代のクラブW杯出場が関係|スポーツソウル日本版 - スポーツソウル日本版

前人未到の5連覇に挑む全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースと“名門再建”を描くFCソウルが、2021シーズンのKリーグ1(1部)開幕戦で激突する。

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韓国プロサッカー連盟は1月28日、2021シーズンのKリーグ1正規ラウンドの日程を発表。2月27日午後2時キックオフの全北現代対ソウルがファーストゲームに決まった。

昨シーズンのFCソウル対全北現代モータース

例年、新シーズンのファーストゲームは前年度Kリーグ1王者とFAカップ王者の対戦だった。ただ、昨シーズンは全北現代がKリーグ1とFAカップいずれも優勝。去る2013シーズンに浦項(ポハン)スティーラースが2冠を達成した際、翌2014シーズンのファーストゲームは前年度リーグ準優勝の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が浦項と対戦したため、今回も前年度リーグ準優勝の蔚山現代が、全北現代と対戦するものと予想されていた。だが、実際の対戦カードは全北現代対ソウルだった。

蔚山現代のクラブW杯出場が影響

韓国プロサッカー連盟は全北現代と蔚山現代によるファーストゲームを構想していた。しかし、蔚山現代のクラブW杯出場によって、日程を調整せざるを得なくなった。

昨シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)王者である蔚山現代は、来る1月29日に開催国カタール行きの飛行機に乗り、2月4日から開幕するクラブW杯に臨む。同日行われるティグレス(メキシコ)との2回戦で敗れた場合でも、同月7日の5位決定戦を戦わなければならないため、最短帰国日は翌8日となる。

蔚山現代が決勝まで進めば、韓国に帰ってくるのは2月12日だ。その後、2週間の隔離期間などを含めれば、最長同月25日まで活動の中止を余儀なくされる。

このことを受け、蔚山現代の関係者はクラブW杯後にKリーグ開幕へ準備できる期間を連盟を要求した。連盟も蔚山現代の事情を考慮したが、蔚山現代に合わせて開幕日を3月第2週以降に延ばすことは不可能だった。今年も新型コロナウイルス感染症による不確実性が存在するだけでなく、4~5月には中立地で集中開催するACLグループステージのため、1カ月の休息期間も設けなければならないからだ。

連盟は最大限、従来の日程を遵守する方針を立てた。連盟関係者は「蔚山現代がクラブW杯に出場するため、最大限開幕戦を遅らせる方向で意見がまとまった」と話す。

結果的に蔚山現代は、ファーストゲームから2日後の3月1日にホームの蔚山文殊競技場で江原(カンウォン)FCと開幕戦を戦うことに決まった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)蔚山現代

全北現代の開幕戦の相手がソウルに決まったのは、それほどソウルが国内で注目されるチームだからだろう。ソウルは昨シーズンこそKリーグ1で12チーム中9位にとどまったが、新シーズンに向けてパク・ジンソプ監督を新たに招へい。元FC東京のMFナ・サンホ(24)やアレクサンダル・パロチェビッチ(27)など実力のある選手を獲得し、再起を図っている。

Kリーグ1の開幕戦はそのほか、27日には大邱(テグ)FCと水原(スウォン)FCが対戦。28日は浦項スティーラース対仁川(インチョン)ユナイテッドと、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス対光州FCが行われる。3月1日には、城南(ソンナム)FCと済州(チェジュ)ユナイテッドが対戦する。

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