病院にシクラメンの鉢植えを持ってきてしまい、「あんたそのトシで御見舞に鉢植えがタブーってことほんとに知らなかったの!?」と大目玉を食らう主人公――。 このマンガを全て読む(16枚) そんな描写から始まる短編『宿り木』は、山田詠美さんが原作、内田春菊さんがマンガを手がける短編コミック集『 タイニーストーリーズ 』に収録されている1篇。 人当たりがいいけれど腹の底が読めない女性による、衝撃的なストーリーをお楽しみください。『宿り木』前編を読むには こちら 。
モデルとして活躍する従姉と、短大を出ても就職できなかった私
「私」の従姉の舞子は幼い頃から美しく賢く、今はモデルとして成功しています。 一方の「私」はというと、ぐずでのろま。学生時代から舞子に付き従い、その関係は「王女と小間使い」そのもの。大きくなっても関係性は変わらず、短大を出ても就職できなかった「私」は、舞子に養われています。 ある日、「そうだ 私も結婚式に出ないとならなくて」と切り出す「私」に、間髪入れずに「白いドレスで行っちゃ駄目よ!! 白を着るのは花嫁だけの特権なの」と釘をさす舞子。「私」は「良かった 聞いといて!! ありがとう」と喜ぶものの、実際に式に着て行ったのは――。 舞子の白いドレスでした。「私」のきらびやかな装いに、周囲は騒然となります。
気分を害した新婦は新郎と大喧嘩に。「舞子のドレスが汚れないうちに帰ろ」と「私」は式場を後にします。 実は新郎は「私」の元彼でした。結婚式の騒動で翌日三行半を突き付けられた彼は、会社にも居づらくなり、ついには路頭に迷ってどぶの中に落ちて死んでしまいます。 後日、舞子の髪を手入れしながら「やっぱり舞子ってすごいわね。ありがとう舞子」と感謝を述べる「私」。舞子も当然のように「あらやだ なに当たり前のこと言ってんの?」と受け入れます。 志乃の復讐は元彼相手だけにとどまらず、徐々にエスカレートしていき……。続きは こちら からお読みください。 単行本 も発売中です。 このマンガを手がけた内田春菊さんは、『タイニーストーリーズ』について「6つの物語の中にたくさんの人達の人生の悲しみ、喜び、ヒント、そしてエロスが詰まっています。漫画にしていてとても楽しかったので、ぜひお読みください。」とコメントしています。
文春コミック/文春コミック
からの記事と詳細 ( 元カレの結婚式に呼ばれた主人公の復讐劇が話題に。あなたのまわりにも一人はいる、可愛くて怖い女の子の物語(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3ce2RlR
0 Comments:
Post a Comment