<フィギュアスケート:冬季国体>◇29日◇第3日◇名古屋市ガイシプラザ◇成年女子ショートプログラム(SP)
地元の愛知代表の新田谷凜(23)は後半の連続ジャンプでミスが出て、53・13点だった。
冒頭の3回転フリップは鮮やか。音を丁寧につかむような滑りを表現していったが、後半の3回転ルッツからの連続技が1回転ルッツ-2回転トーループになった。「直前の6分間練習が良くなくて、そのイメージが試合にそのまま出てしまった」と振り返った。
昨年末の全日本選手権では10位。初めてフリーで最終グループを経験し、意識が変わったという。「自分に対して欲が出始めました。構成ももっと上げてやりたい気持ちが出てきた」。高みを目指すからこそ、この日の悔しさも増した。
1度は引退を決めたが、昨年は現役続行を決めて、また来季も氷上の戦いを続ける。構成としては連続3回転をSPは後半に、フリーは後半に2本組み込み、トータルで200点超えを目標にする。「まず愛知県の優勝に貢献できたら。来季の自分につながる演技をしたい」と30日のフリーへ、その先へと向かう。
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