Thursday, April 14, 2022

JR山陰線めぐり兵庫と鳥取の県知事が会議 存続に向け連携|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp

JR西日本が兵庫と鳥取をつなぐ山陰線が赤字だとして、今後のあり方を議論する意向を示したことを受けて、斎藤知事は鳥取県知事と緊急で会議を行い、路線の存続に向けて連携してJR西日本や国に働きかけていくことを確認しました。

JR西日本は11日に利用者が減少している地方路線の線区ごとの収支状況を初めて公表し、2018年度から2020年度の平均で、県内で赤字額が大きいのは、山陰線の城崎温泉と浜坂の間の11億7000万円、浜坂と鳥取の間の8億1000万円となっています。
JR西日本は、バス路線への転換なども含めて今後のあり方の議論を加速させたい考えを示していて、斎藤知事は14日、鳥取県の平井知事と緊急でオンライン会議を行いました。
この中で、斎藤知事は「通勤通学などで地域の不可欠のインフラであり、赤字や黒字の議論が先行するのは望ましくない。観光振興や二酸化炭素の排出削減などの観点からも鉄道は大事だ」と述べました。
その上で、両知事は山陰線のこの区間の存続に向けて兵庫と鳥取が連携して、JR西に対して意義や重要性への理解を求めていくとともに国に対して支援を働きかけることなどを確認しました。
会議後、斎藤知事は「活性化にむけて、観光振興で沿線の魅力アップを行い、鉄道で巡ってもらえる仕掛け作りも進めたい。JR西日本とは未来志向の対話をしていきたい」と述べました。

【兵庫県内では4路線6線区】
JR西日本は11日、人口減少に加え、コロナ禍で利用者が特に少なくなっている地方路線の30の線区について、個別の収支を初めて公表しました。
1日に平均何人を運んだかを示す「輸送密度」が2000人に満たない、近畿や中国、それに北陸地方の30の線区が対象で、2020年度までの過去3年間の平均の収支は、すべての線区で赤字となっています。
兵庫県内でも、4つの路線の6線区が含まれています。
▽山陰線の城崎温泉と浜坂の間が11億7000万円の赤字、浜坂と鳥取の間が8億1000万円の赤字。
▽加古川線の西脇市と谷川の間が2億6000万円の赤字。
▽姫新線の播磨新宮と上月の間が6億2000万円の赤字。
上月と岡山県の津山の間が4億3000万円の赤字。
▽播但線の和田山と寺前の間が6億7000万円の赤字となっています。

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