Saturday, April 23, 2022

日・ラオス首脳会談|外務省 - Ministry of Foreign Affairs of Japan

令和4年4月23日

 4月23日、午後4時10分から約1時間10分、「第4回アジア・太平洋水サミット」出席のため熊本市を訪問した岸田文雄内閣総理大臣は、パンカム・ヴィパヴァン・ラオス人民民主共和国首相(H.E. Dr. Phankham Viphavanh, Prime Minister of the Lao People’s Democratic Republic)と15分のテタテ(一対一)の会談を含む首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。会談後、両首脳は、無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する交換公文の署名に立ち会いました。

  1. 冒頭
  • (1)岸田総理大臣から、パンカム首相就任後初めての訪日を歓迎する、熊本ラオス友好協会の活動を始め両国国民の温かい交流が根付く熊本でお迎えでき喜ばしい、日・ラオス関係を大きく発展させていきたい旨述べました。
  • (2)これに対し、パンカム首相から、第4回アジア・太平洋水サミット開催に対する祝意と、今回の日本側の歓迎に対する謝意が示されました。
  1. 経済協力等の二国間関係
  • (1)岸田総理大臣から、ラオスの財政安定化、不発弾処理や人材育成への支援の継続を表明し、デジタル経済などの新しい課題においても連携していきたい旨述べた他、今次水サミットで表明した熊本イニシアティブを踏まえ、実施中の上水道施設整備支援を含め、水分野での協力を継続していきたい旨述べました。
  • (2)これに対し、パンカム首相から、ラオス政府として重視する分野への支援の継続及びこれまでの日本による水分野での貢献に対する謝意を表しつつ、ラオスにとって重要なパートナーである日本と引き続き連携を深めていきたい旨述べました。
  • (3)両首脳は、特定技能制度に関する協力覚書について、署名に向けた最終調整を加速することで一致しました。
  • (4)両首脳は、さらに、2023年の日ASEAN友好協力50周年、2024年のラオスのASEAN議長国就任及び2025年の日・ラオス外交関係樹立70周年を見据えて、両国間の戦略的パートナーシップ関係を更に発展させていくことで一致しました。

3 地域・国際情勢

  • (1)岸田総理大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、ASEAN憲章やAOIPにもうたわれている主権・領土の一体性の尊重にも反する行為であり、一刻も早くロシアが国際社会の声に耳を傾け、侵略を止めるよう協力していきたい旨述べました。
  • (2)これに対して、パンカム首相から、ラオスとしてウクライナ情勢を注視している、緊張緩和、早期停戦を心から望んでいる旨述べました。
  • (3)両首脳は、拉致・核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応や南シナ海問題への対応において引き続き連携することを確認しました。さらに、ミャンマー情勢について、ASEAN議長国カンボジアの取組を後押しし、引き続き緊密に連携することで一致しました。

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