その時僕は家族と砂浜にいた。ヨーロッパで最も古い湖と言われるオフリド湖。マケドニア・ストゥルガ国際詩祭の最終日に朗読をする橋の下を流れる川は、ここから隣国アルバニアを通り抜けてアドリア海へと注ぎ出す。湖上には観光船が行き交い、ティーンエイジャーの息子と娘は水遊びに興じていた。
「初めまして。ニコラ・マジロフと申します。あなたの詩の朗読、とてもよかったですよ」
そう話しかけてきたのは、黒いズボンに...
からの記事と詳細 ( 四元康祐「詩探しの旅」 現代のリルケ - 日本経済新聞 )
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