Tuesday, November 7, 2023

発言小町に「結婚式は挙げないと後悔する?」と聞いた20代女性。結婚式・披露宴の事情まとめです。 - 読売新聞オンライン

最近は結婚式や披露宴のスタイルが多様化したと言われますが、結婚式を挙げるか否かで悩む女性も増えているようです。また、結婚式で自分のしたいことと、親や相手の意見が合わずにストレスを感じている人もいます。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に寄せられた結婚式についての「本音」をピックアップしてみました。

「結婚式、挙げないと後悔する?」のタイトルで投稿してきたのは、20代後半の女性「ねこまんじゅう」さん。近々結婚しようと話し合っている彼がいて、結婚式を挙げるか、フォトウェディングで済ませるかで悩んでいます。彼の親も自分の親も、フォトウェディングだけにしたいなら「それでも大丈夫」と言ってくれていますが、なかなか踏ん切りがつきません。

「ねこまんじゅう」さんは、大学のときから一人暮らしをしており、卒業後の4年間で奨学金の返済を終えたばかり。今ある貯金は100万円程度。「結婚式をするとなると、1日だけのために何百万円もお金が消え、貯金はゼロになってしまいます。何百万円もかけて一生残るのは写真だけ。それならフォトウェディングできれいに撮ってもらい、新婚旅行などを楽しんだ方がいいと考えているのですが、結婚式を挙げないと後悔するでしょうか?」と発言小町で問いかけました。

このトピには、30件余りのレス(反響)がありました。

「私もフォトウェディングしかしていませんが、後悔はありません。もともと人前に立つことや目立つことは苦手で結婚式で主役になるのが性格的に恥ずかしかったのもあります。ドレスでカメラの前でポーズを取るのも正直恥ずかしかったです。人の意見にばかり惑わされずご自分の合理的な判断で決めればいいと思います」(「だるま」さん)

「挙式のみであれば、こじんまりと、数万~数十万円でできる所もあります。お金がかかるのは、盛大に披露宴をやりたい、招待客への見栄や演出へのこだわりや料理などですね」(「l」さん)

「写真は写真で撮って別途、カフェなどを貸し切りで借りるなどして親しい友人とご両親を呼んでパーティーをなさってはどうでしょう。ドレスなどはネットやレンタルショップを探してみて、小道具などはフリマアプリで購入すると安くなると思います」(「なつみ」さん)

お金がないという条件であれば、なおさらプロデュース力が試されるのかもしれませんね。

「結婚式を挙げるか挙げないかで旦那と意見が合わず何も進みません」と投稿してきたのは、29歳の「まるがお」さん。10か月前に二つ年上の男性と婚姻届を出し、新婚旅行のついでにフォトウェディングもしましたが、改めて友人や親戚を呼んでお披露目したいと考えています。

「親に感謝も伝えたいし、友人たちも楽しみにしているから」と、その話を夫に持ちかけましたが、夫の方は乗り気ではありません。理由をただすと、「うちの方の親戚は仲が良くなくて、結婚式をしても、両親2人しか行けない。それをうちの母が気にしているから尊重したい」のだそうです。

「招待客の人数の差なんて今どき誰も気にしないし、分からないようにする方法なんていくらでもあるのに……」と納得いかない「まるがお」さん。カップルの間で温度差があると、悩みは深くなりそうです。

式場選びで母親ともめてしまい、挙式自体を見送ろうとしているという投稿もありました。「結婚式をやめた方がいい?」のトピ主「もやしポン酢」さんは、31歳の女性です。

最初に見学した結婚式場で挙式の契約をしたところ、相談を受けなかった母親は猛反発。「冬に挙式するなんて遠方から来る招待客のことを考えていない」「式場を決めるなら、何軒も回るべきだ」「プランナーにいいカモだと思われている」などと矢継ぎ早に言われてしまったそうです。

「お母さんにそこまで言われる筋合いはない」と返してしまったことで、ケンカはさらにエスカレート。ついには母親から「じゃあ私が式に行かなきゃいいんでしょ」と宣言されてしまいました。

この投稿には、「日取りだけは、最低でも両親、きょうだいに確認してから決めた方が良かったでしょう」(「アイスコーヒー」さん)とたしなめるレスや、「お母様、自分に相談なく決められちゃって寂しいのかもしれませんね」(「年頃の娘を持つ母」さん)と分析するレスなどが寄せられ、「もやしポン酢」さんも少し冷静になって話し合うことにしたそうです。

多様化が進むと言われる結婚式や披露宴。結婚情報サービス「ゼクシィ」と「リクルートブライダル総研」はこのほど、最新の結婚式事情に関する調査結果を発表しました。

2022年4月から23年3月までに結婚した全国の20歳から49歳の男女1500人にアンケート調査で聞いたところ、ウェディングイベント(挙式、披露宴や、親族との食事会、写真撮影のいずれか)を実施した人は78.6%で、実施しなかった人は21.4%。コロナ禍で落ち込んでいた実施率は、コロナ禍前の2019年度の水準(80.1%)近くまで回復していることがわかりました。

ウェディングイベントの組み合わせについては、「挙式、披露宴、親族との食事会、写真」のフルコースを実施したという回答が28.3%で最多でしたが、イベントをどう組み合わせて実施するか、カップルの選択肢が広がっている様子がうかがえました。

同時に発表した「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」では、挙式、披露宴・ウェディングパーティーの総額費用は平均327.1万円で、前年調査から23.3万円増加。「親・親族からの援助があった」と答えた人は、73.5%に上りました。

「ゼクシィ」統括編集長の森奈織子さんは、「ウェディングパーティーを実施した理由については、『親・親族に感謝の気持ちを伝えるため』が最も高く、『自分たちが楽しむため』という理由も年々増加傾向にあります」と話します。

森さんによると、最近は既成概念や常識にとらわれない新しいスタイルが好まれているのだそう。謝辞を新郎だけでなく、新婦と二人で述べるようにした例や、挙式の次に披露宴を行うという流れを逆にして、披露宴の最中に出席者全員に誓いの言葉を聞いてもらった例、新郎新婦がゲストと同じ卓について食事をした例などもあるそうです。

「カップルにとっての『自分たちらしい結婚式』を支え、カップルの願いを実現していく力が、ウェディングプランナーには求められていると思います。かけがえのない一日にするために、知恵と工夫を凝らしている人たちは多いです」と森さん。

ほとんどの人は一生のうちに何度も経験することのない結婚式。そのあり方は、時代の影響を受けて当然なのでしょうが、人生の苦楽をともにすることを誓った二人なら、どんな選択をするにせよ、すてきな思い出がずっと残り続けるものにできたらいいですね。

(読売新聞メディア局 永原香代子)

【紹介したトピ】
結婚式、挙げないと後悔する?
結婚式を挙げるか挙げないかで旦那と意見が合わず何も進みません
結婚式をやめた方がいい?

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