結婚式の花束として人気の花、「ピュアブルー」の摘み取りが高知県芸西村で盛んに行われています。
「ピュアブルー」は、５枚の青い花びらが星のように見える中南米原産の花、「ブルースター」の一種で、「信じ合う心」という花言葉から結婚式の花束として人気があります。
芸西村ではこの「ピュアブルー」を１０年以上前から栽培していて、現在、５軒の農家が年間およそ３２０万本を出荷しています。
このうち、岡村和彦さん（４１）の農業用ハウスでは、夜明け前から岡村さんが１人で摘み取り作業を行っています。
摘み取ったピュアブルーは、余分な葉を取り除いたあと、１０本の花を１束にして５０センチほどに切りそろえたうえで、鮮度を保つために切り口を丁寧に洗っていました。
岡村さんによりますと、物価高騰の影響で農薬や肥料、それに農業用資材などがこれまでより３割程度、値上がりしていますが、コロナ禍が長引く中で花の需要にも影響が出ていて、花の販売価格に価格上昇分を上乗せするのは難しい状況だということです。
岡村さんは「天候にも恵まれ順調に育っています。資材の方も高騰して大変ですが、みんな頑張って生産していますので是非大事な方などに贈って頂けたらと思います」と話していました。
芸西村でのピュアブルーの摘み取りは来年の６月中旬ごろまで続くということです。
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