【静岡】浜松市のカップルが昨年5月、小さいけれども心温まる結婚式を挙げた。ブラジル人の妻と日本人の夫が手作りした「国の壁を越える式」だ。外国との往来が制限されていた時期のアイデアと愛情あふれる結婚式は、長期化するコロナ禍であらためて注目されている。
「この時間が終わってほしくない」。新婦の高橋カシアさん(30)は式場を見渡しながら、その様子を目に焼き付けようと思った。ポルトガル語と日本語が飛び交い、ブラジルと日本の小さな国旗が披露宴の料理を彩る。「ブラジルで式を挙げたかった」と式場見学でこぼしたことは、すっかり忘れていた。
5歳のときにブラジルから来日したカシアさんと、新郎の真さん(31)は高校時代の同級生。卒業後にSNSを通じて再会し、交際するようになった。
カシアさんのあこがれは、ブラジル式の結婚式だった。幼い頃に通ったようなブラジルの大聖堂で式を挙げ、何百人もゲストを呼んでパーティーがしたい。ただ、新型コロナの感染が世界中で拡大し、渡航どころか冠婚葬祭で大人数が集まることさえできなかった。
「あきらめた思い出にならないように」
理想とは遠い状況でも、家族は…
からの記事と詳細 ( 憧れはブラジルの結婚式、それでも… コロナで注目される小さな式:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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