NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)も12月18日放送の最終回に向け、いよいよクライマックスに突入。主役・北条義時を演じてきた小栗旬(39)がこのほど合同インタビューに応じ、義時の最期について「本当に納得のいくラストでした」などと語った。
約1年半走り続けクランクアップした小栗。北条義時という、これまであまりスポットの当たらなかった謎の人物だけに、〝小栗の義時〟として深く記憶に残りそうだ。大役を終え「今まで経験してきたものとは違う。まだまだ続けていたいという気持ちもあったし、やっと終わったんだというホッとした気持ちもあるし…ひと言では言い表せない心境だった」と振り返る。
義時がどういう最期を迎えるのか気になるところ…。「本当に納得のいくラストでしたし、いざ実際、自分が演じてみたら、本当にあの日で全部終わった。『今からもう一回、義時をやれと言われても何にも覚えていません』という気分です」と言い切る。そして現在は「すっかり日常に戻りました。あの日に全部置いてきた。通常営業です」と全てを出し尽くし、スッキリした表情。
これまでいくつもの現場を経験してきたが、クランクアップの前日はソワソワした気持ちになり、脚本家の三谷幸喜さんに「『眠れません』とメールを送りました」。三谷さんからは「完璧な義時だったから、安心して明日を迎えてください」という温かい言葉が返ってきたという。
源頼朝、頼家、実朝と、三代の将軍を支えてきた義時。伊豆の弱小豪族のおっとりした次男坊だった初期のころに比べると、かなり人物像が変わった。
「やってきたことを見ると確かに悪者なのかもしれないけど、今回の大河を経て、確実に〝孤独な男〟だったというイメージは新たに受け取ってもらえたのでは」と演じきった手応えを感じている。続けて「そのため前半はものすごく明るかったり、真っすぐだった彼を見せてきた。後半は本当は何も変わってないんだけど、どうしても執権という立場である限り、こう振る舞わなければいけないという彼の中での大きな矛盾の中、突き進まなければいけない…北条義時の面白い人間像を仕立て上げられたのでは」と義時の一番の理解者のように語った。
だが、そんな小栗でさえ「後半に関して言えば、そうせざるを得なかったというのもあるけど、和田(義盛)の殺し方は、やってはいけないというか…あれをしたら誰もこの人を恐怖でしか感じない。一生共にいようと思わないだろうな…」と和田に対する裏切り行為には複雑な思いも抱いたという。
ドラマ内での出来事がツイッターでも話題に上がった。「毎回毎回、オンエアが終わると確実に何かキーフレーズが話題になってうれしかった。あとはトレンドワードに『おなごはみんなキノコ好き』(義時のセリフ)がいつか入ればいいなと僕は思っているんですけど…」と笑った。
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2022-11-20 02:00:00Z
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