イスラエル軍は26日午後、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの北部へ、これまでで最大の地上作戦を行ったと発表した。
イスラエル軍が今回限定的ではありながら、これまでで最大規模の地上作戦を行った狙いはどこにあるのか。
イスラエルのテルアビブにいる、フジテレビ国際取材部・加藤崇記者が中継でお伝えする。
イスラエルメディアによると、軍は数日前から、この大規模な地上侵攻をする前に、限定的である地上作戦を何回も行うという方針を固めたという話もあり、今回もその一環だったのではという話も出ている。
一方で、別の見方もある。
地上侵攻をめぐっては、イスラエルの国民の多くはハマスの殲滅(せんめつ)を目指す政府を支持していて、軍による地上侵攻に対する期待も大きいのは事実だが、なかなか始まらないことに疑問を抱いている。
また、イスラエル軍や国防省も1週間以上前から地上侵攻の準備が整っているにもかかわらず、実行できていないことに不満を持っているとみられる。
そのためネタニヤフ首相に青信号、つまりGOサインを待っていると話しているなどしている。
なかなか地上侵攻を決断しない首相に、明らかに決断するように迫っている形。
そこで今回、戦車を使ったこれまでで最大規模な地上作戦を行い、限定的ではあるものの、ハマスの拠点を直接攻撃したことは国民のガス抜きだけではなく、国防省や軍に対してのガス抜きのようにも見える。
それは司令室の映像にも見えるが、イスラエル軍のヘブライ語のSNSには載っているものの、英語のSNSには掲載されておらず、あくまでも国内向け、ということなのかもしれない。
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