Thursday, October 26, 2023

アフターコロナの結婚式は「NOノーマル婚」 披露宴などのイベント実施率は回復基調 - 産経ニュース

招待客と同じテーブルで食事する新郎新婦。常識にとらわれないスタイルが増えている(リクルート提供)

アフターコロナの結婚式は、これまでの〝常識〟にとらわれない「NOノーマル婚」がキーワード-。リクルートが制作している結婚情報サービスの「ゼクシィ」と、同社が運営する「リクルートブライダル総研」が、令和4年度の結婚式の分析結果をまとめた「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」と「結婚総合意識調査2023」で、このような傾向が明らかになった。調査によると、披露宴などのイベント実施率は、ほぼ新型コロナウイルス禍前の水準まで回復。一方で、従来の結婚式のあり方にとらわれないスタイルも登場するなど、コロナ禍を契機に多様化が進んでいるようだ。

費用は前年度比23万円増

調査によると、令和4年度のイベント実施率は78・6%で、コロナ1年目の2年度(71・1%)と比べて7・5ポイント増加。コロナ前の元年度(80・1%)の水準にほぼ戻った。披露宴などの平均費用総額は約327万1000円で、前年度に比べて23万3000円増加するなど、いずれも回復基調となった。

今年5月には新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移ったが、5~7月のイベント実施率を首都圏を対象に追加で調査したところ、83・2%に達し、コロナ前の水準を上回った。

リクルートブライダル総研所長の落合歩さんは「招待客の人数についても同様に回復の兆しがみえている」と指摘する。

結婚式で、親への手紙を読む新郎(リクルート提供)

新郎が手紙を読むケースも

一方、今回の調査では、披露宴・ウエディングパーティーを実施した理由として「自分たちが楽しむため」を選ぶ割合が、4年度は37・7%で、元年度に比べて4・1ポイント増加。コロナ前を通じても年々増加傾向にあり、常識にとらわれない結婚式のスタイルが増えている。

調査によると、新郎が1人で歩いていたバージンロードを新婦も1人で歩くケースや、新郎新婦が招待客と同じテーブルで食事するケースも。ほかにも、新郎が親への手紙を読むケースもあったという。

ゼクシィ統括編集長の森奈織子さんは「(結婚式は)列席者から新郎新婦の2人が応援されているという自己肯定感がより高まる場に変化している」と話している。

ブライダルで進むデジタル化

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