5日朝、佐賀県武雄市の養鶏場でニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認されました。
佐賀県は詳しい遺伝子検査を行うとともに、県内すべての養鶏場に対してニワトリなどの移動を自粛するよう要請しました。
佐賀県によりますと、5日午前7時すぎ、武雄市山内町犬走の養鶏農家から「採卵用のニワトリがいる2棟の鶏舎で、それぞれ100羽以上のニワトリが死んだ」と連絡がありました。
県が、死んだニワトリ合わせて13羽について簡易検査を行った結果、すべてのニワトリで鳥インフルエンザの陽性反応が出たということです。
これを受けて、県は鳥インフルエンザ対策本部を設置し、県内におよそ120あるすべての養鶏農家などに対してニワトリや卵の移動の自粛、鶏舎などの消毒の徹底を要請しました。
県は詳しい遺伝子検査を行っていて、結果は午後9時ごろにわかる見通しです。
鳥インフルエンザウイルスと確認された場合、県はこの養鶏場で飼育されている3万羽のニワトリと卵を処分するとともに、養鶏場から半径10キロ以内にある16の養鶏農家を対象に、ニワトリなどの移動や搬出を禁止する指示を出すことにしています。
県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認されたのは、2017年2月に江北町の養鶏場で検出されて以来です。
鳥インフルエンザが疑われる事例が確認されたことを受けて、武雄市も対策会議を行いました。
会議では、養鶏場がある山内町の公民館に県の現地対策本部が設置され、連絡要員として農林課の職員1人を派遣したことが報告されました。
市では今後、遺伝子検査で陽性が確認された場合には、ニワトリの処分などで県の対応をサポートすることにしています。
小松政市長は会議で、「県との連絡・連携を密にすることを心掛け、時間の目標に対して協力して迅速に対応していく。風評被害も懸念されるので市民に対しては正しい情報発信を行う。通常業務と並行しながらの体制で力を合わせてまずは72時間を頑張っていこう」と話しました。
市によりますと、武雄市で鳥インフルエンザが確認されればこれが初めてになるということです。
からの記事と詳細 ( 武雄市の養鶏場で死んだニワトリから鳥インフルの陽性確認|NHK 佐賀県のニュース - nhk.or.jp )
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