新型コロナの影響で結婚式は激減していました。そうした中、行動制限の緩和が進み、式を挙げる人や参加者の数も徐々に増えていて、事業者から期待の声が上がっています。
岡山市でブライダル用衣装のレンタルなどを行っている「アルテ・スポーザ岡山店」では、新型コロナの影響で2年前の6月、売り上げがほぼゼロになりました。そのため衣装のレンタル以外の事業に力を入れました。
(アルテ・スポーザ/尾崎速音さん)
「結婚式自体ができなくなったので、写真を撮って記念にしたり、神社での結婚式を勧めたりしていた」
行動制限があった時期には、ウェディングドレスなどを着て写真に残す「フォトウェディング」を積極的に提案してきました。また、比較的小人数で、費用も控えめで開催できる「神社」での結婚式をプロデュースして人気を集めています。
この会社が2021年に神社での結婚式をプロデュースした件数は、前の年の約2倍にあたる60件ほどでした。こうした工夫で、新型コロナ禍を乗り切ってきました。
(アルテ・スポーザ/尾崎速音さん)
「いままでの結婚式の形もどんどんと挙げていただきたいし、最近、多様化でいろんなことをしたいというご要望が多いので、それに合わせた形で少しずつ形を変えて新たなものを作っていきたい」
岡山市北区の結婚式場「岡山モノリス」では、2022年1月から10月に寄せられた結婚式に関する相談が、2021年の同じ時期に比べて4割ほど増えました。
(岡山モノリス/白井亨弥さん)
「コロナ禍で閑散だったものが繁忙に変わっているので、そういった部分も含めてしっかりお手伝いできるように」
また、式の参加人数にも変化があるそうです。
(岡山モノリス/白井亨弥さん)
「30~40名の結婚式が2020年・2021年は多かったイメージ。2022年は70~80名をコンスタントにお呼びいただける環境」
このようにブライダル業界でも、新型コロナの影響は少しずつ変化しているようです。
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