滋賀県の三日月知事は、新型コロナウイルスの感染が県内でも急拡大していることから24日、国に対して滋賀県を緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請しました。
滋賀県では、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、連日200人を超える新規の感染が確認され、23日の時点で病床の占有率が89.7%と医療提供体制が危機的な状況に陥っています。
こうした状況を受けて三日月知事は、24日県庁で開いた会見で「『まん延防止等重点措置』が滋賀県に適用されて2週間以上たつがいまだ効果が見えない。重点措置の対象地域を越えて全県的な対応が必要だ」と述べ24日、国に対して滋賀県を緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請したことを明らかにしました。
さらに、三日月知事は「県内ではすでに1000人を超える自宅療養者が出ており、これ以上感染が拡大し医療提供体制が崩壊しないようより強い措置が必要だ」と述べ、今後、宣言の対象地域に含まれれば県内の商業施設などに対して休業の要請なども含めて対応を検討する方針です。
滋賀県が宣言の対象となれば、去年4月から5月にかけて全国一斉に発出されて以来、2回目となります。
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